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赤ちゃんの歯みがき、嫌がらず慣れてもらえる5つのポイント

赤ちゃんの歯みがき、嫌がらず慣れてもらえる5つのポイント

赤ちゃんの歯が生えてきたら始まる歯みがき。楽しい親子の時間にしたいものですが、嫌がられてしまうことがしばしば。多くのパパ・ママが悩んでいるトピックの1つです。いったいどうすれば嫌がらず、慣れて歯みがきをさせてもらえるようになるのか。今回はそのポイントをお伝えします。

更新日: 2025.04.15 口のお悩み解決事典

赤ちゃんが歯みがきに慣れる方法

急に「今日から歯みがきを始めよう」といって歯ブラシを口に入れると、赤ちゃんは突然の出来事に驚き、大泣きしてしまうことがあります。それは避けたいですよね。おとなしく歯を磨かせてくれるように、ここからは赤ちゃんが歯みがきに慣れる方法を紹介します。

① スキンシップをとって口の中や周りに触られる抵抗をなくす

赤ちゃんは、口の中に歯ブラシを入れることに抵抗を感じやすいです。歯みがきを嫌がって泣いてしまう場合は、無理に歯を磨こうとしないでください。スキンシップをとりながら、指で口内や口周辺を触って遊ぶことから始めていきましょう。

歯ぐきをツンツン触って遊ぶと、赤ちゃんが口周辺にタッチされることを嫌がりにくくなります。赤ちゃんの口の中に指を入れる際は、爪を短く切り、手をキレイに洗ってからにしてくださいね。

② 手遊びをするなどして仕上げ歯みがきの体勢に慣れさせる

口内や口の周りを触られることに赤ちゃんが慣れてきたら、次は仕上げ磨きの体勢に慣れさせましょう。乳児の仕上げ磨きは、赤ちゃんが楽な体勢で行ないます。

歌を歌いながら手遊びをするなどして、同じ体勢でもたくさんのレパートリーで赤ちゃんとのスキンシップを楽しんでください。仕上げ磨きの体勢に楽しいイメージを持たせましょう。仕上げ磨きの体勢に赤ちゃんが慣れてきたら、徐々に口の中や周りを触る遊びを取り入れていきます。

③ 機嫌が良いタイミングで歯ブラシの感触に慣れさせる

仕上げ磨きの体勢で口の中を触っても赤ちゃんが嫌がらなくなってきたら、歯ブラシの感触に慣れる練習をスタート。最初からブラシ(毛)ではなく、赤ちゃんのおもちゃと同じ素材(ゴムやシリコン)にすると、おもちゃの延長で突起のあるものの感触に慣れていきます。赤ちゃんの機嫌が良いタイミングを見計らって口の中に歯ブラシを入れ、歯ぐきをやさしくタッチするように動かします。

歯みがきに慣れることが目的ですから、ゴシゴシしたり強く押し付けるのはやめましょう。それまでのやさしい感触との違いに驚き、怖いと認識して泣いてしまうことも。歯を磨くというより、遊びの延長のようなイメージで行なうと気負いすぎずにできます。

④ 楽しい雰囲気で歯みがきをする

歯みがきをするときは、楽しい雰囲気で行なうことが大切です。大人がニコニコと笑顔で話しかけながら行なうと、赤ちゃんもリラックスしやすくなります。

真剣な顔で歯みがきに取り組みすぎたり、じっとしていないことを叱ったりすると、赤ちゃんに「歯みがき=怖い」というイメージを与えてしまうので注意が必要です。同様に、嫌がる赤ちゃんを押さえつけて無理やり歯みがきをするのも控えてください。

⑤ 歯みがきできたら思いきり褒める

赤ちゃんが口の中を「あーん」と見せてくれたり歯や歯ぐきを触らせてくれたりしたら、思いきり褒めてあげてください。「歯みがきをすると楽しい」と赤ちゃんに感じさせることで、口内ケアへの抵抗感を減らせます。

とはいえ、赤ちゃんを長い時間じっとさせるのはなかなか難しいもの。「話しかけながら歯を磨いて褒める」という流れを数回繰り返し、少しずつすべての歯を磨いていく方法もオススメです。

親子で楽しく! スキンシップの延長線で歯みがきを習慣化していこう

今回は、赤ちゃんの歯みがきをどうやったら嫌がらずに慣れてもらえるのかポイントを紹介しました。

保護者として「磨かなきゃ!」と意気込みがちですが、一番大切なのはパパ・ママがリラックスして臨むこと。必死になると緊張感が伝わり、赤ちゃんは恐怖心を抱いてしまいます。「歯みがきの時間は楽しいひととき」と思ってもらえるよう、余裕を持って取り組んでいきましょう。

Supervisor監修者

株式会社オーラルケア 歯科衛生士


株式会社オーラルケア 歯科衛生士

スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。

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