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おしゃぶりをスムーズにやめさせるには? オススメのコツ5選!

おしゃぶりをスムーズにやめさせるには? オススメのコツ5選!

おしゃぶりは歯並びへの影響を考慮すると、2歳頃までには卒業したいものです。しかし寝かしつけに便利だったり、赤ちゃんが安心感を得ている様子を見ると、なかなかやめさせづらいかもしれません。そこで今回は子どもがどうやったらスムーズにおしゃぶりから卒業できるのか、そのポイントを紹介します。

2024.05.28 口のお悩み解決事典

Supervisor監修者

株式会社オーラルケア 歯科衛生士


株式会社オーラルケア 歯科衛生士

スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。

おしゃぶりの卒業方法

おもちゃをおしゃぶりの代わりにしている赤ちゃん

おしゃぶりのやめ方についてはさまざまな方法があります。主だったものを5つ、以下に取り上げました。ぜひご参考ください。

① 少しずつ使用頻度を減らして段階的に卒業する

少しずつ使う頻度や時間を減らし、段階的に卒業するのがおしゃぶりのやめ方の基本です。ホルダーで衣服などにおしゃぶりをつけている場合は取り外し、子どもから見えない場所へ置くようにします。

おしゃぶりの使用頻度を減らすには、おしゃぶりから気を逸らすのがポイントです。たくさん話しかけて遊んだり絵本を読んだりして、おしゃぶり以外のことに夢中になるよう誘導してみてください。

② おしゃぶりがないと眠れない場合は日中の運動量を増やす

寝かしつけでおしゃぶりを使っていた場合、おしゃぶりがないと眠れない子どももいるようです。おしゃぶりを与えないと寝ぐずりが激しいときは、日中の運動量を増やして調整することをオススメします。

運動量を増やして体を疲れさせると、自然に眠りにつきやすくなります。公園で外遊びするなどして子どもの体力を消費させ、おしゃぶりなしでの入眠を目指しましょう。

③ おしゃぶりの代わりのアイテムで安心感を与える

代替品を与えるのも、おしゃぶりをやめさせる方法のひとつです。安心感を求めておしゃぶりを吸っている子どもが多いので、ぬいぐるみやタオルなどおしゃぶりの代わりとなるお気に入りのアイテムを与えます。

子どもの手で握れるサイズのものを選ぶと、おしゃぶりをやめた反動で指しゃぶりへ移行する対策にもなるためオススメですよ。

④ おしゃぶりの先端を切る

おしゃぶりをなかなかやめられない子どもには、おしゃぶりの先端を切る方法もあります。おしゃぶりの先端をカットすると吸い心地が変わるので、自分から「もういらない」と言いだすことが多いのです。

ある程度の会話ができる場合は、カットしたおしゃぶりを見せて「壊れちゃったね、バイバイしようか」と処分を促すのも良いでしょう。

⑤ おしゃぶりをやめる日を前もって伝えて一気にやめる

おしゃぶりをやめるための強硬手段として、一気にやめる方法があります。断乳するときと同じように前もって「◯日になったらおしゃぶりはバイバイだよ」と伝えておき、その日以降は一切おしゃぶりを与えない方法です。

この方法でおしゃぶりをやめるまでにかかる期間の目安は、多くの場合3日程度。3日間はおしゃぶりほしさからぐずったり夜泣きがひどくなったりする可能性があるため、時間と心の余裕が持てる連休などのタイミングで決行するのがオススメです。

それでもおしゃぶりが取れなかったら……

さまざまなやめ方を試してもおしゃぶりが取れない場合は、小児科医へ相談しましょう。情緒不安定などが原因で、おしゃぶりを手放せない可能性があるからです。

3〜4歳になってもおしゃぶりが手放せない場合は、かかりつけ医に相談することをオススメします。

おしゃぶりの卒業は、焦らずムリなく

赤ちゃんを抱っこしているお母さん

おしゃぶりをやめさせる上で大切なのは、子どものペースを尊重しながら適切なタイミングと方法を見極めることです。ムリなくおしゃぶりを卒業できるよう、親子で協力しながら取り組んでいくことを心がけましょう。

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