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口呼吸は手軽に改善できる!? 鼻呼吸を意識して快適な毎日へ

口呼吸は手軽に改善できる!? 鼻呼吸を意識して快適な毎日へ

鼻呼吸より口呼吸のほうがデメリットが多いことは、広く知られています。しかしなかには「どうやって鼻呼吸へ改善すればいいのかわからない」という人も。そこで今回は、口呼吸から鼻呼吸へ改善する具体的な方法をご紹介します。ぜひ実践してみてください!

2025.03.04 口のお悩み解決事典

口呼吸がもたらすデメリット

口呼吸がもたらすデメリットには、次のようなものがあります。日々の生活に影響を及ぼすことばかりなので、「口呼吸をしているかも……」と思う方は早めに鼻呼吸へ切り替えましょう。

口呼吸のデメリット
  • 空気中のウイルスや細菌などが取り除かれることなく、直接のどの粘膜や肺に届くため、風邪をひきやすい
  • 舌が喉の奥に落ち込むことでいびきや睡眠時無呼吸症候群の原因となり、質の良い睡眠を妨げる
  • 口呼吸で口内が乾燥し、細菌や汚れを洗い流せないため、口臭や歯周病、口内炎などの口内トラブルを引き起こしやすくする
  • 日常的に口が開いていると、唇や頬の筋肉による外側からの力が加わらないため、歯並びや顔の形に影響を及ぼす

口呼吸から鼻呼吸に改善する方法

口呼吸のデメリットを理解したら、続いては口呼吸を改善するための方法について紹介します。気軽に試せるものばかりなので、ぜひ参考にしてくださいね。

口呼吸防止用のテープを口に貼る

どれだけ鼻呼吸を意識しようとしても睡眠中は無意識で呼吸を行なうため、口呼吸に戻ってしまう可能性が十分に考えられます。そんなときに利用したいのが、口呼吸防止用のテープです。

口呼吸防止用のテープとは、無意識に口が開かないよう寝る前に口を閉じた状態で貼るテープのこと。テープで物理的に口が開いてしまわないようにすることで、意識のない睡眠中にも鼻呼吸を続けられます。

口呼吸防止用のテープはさまざまな素材のものがあるので、肌荒れなどが気になる方は説明をよく読んで選ぶようにしてください。ドラッグストアなどで手に入ることから、気軽に取り入れられるのも魅力です。鼻づまりなどがなく鼻呼吸がスムーズにできるのであれば、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

マウスピースを使う

睡眠中の口呼吸を防ぐには、マウスピースを使う方法もあります。マウスピースには、上下の歯を固定することによって口呼吸を防止するものや、睡眠時無呼吸症候群の方専用のものなどがあり、状況に応じて自分に合ったものを選ぶことが大切です。

マウスピースには薬局や歯科医院で購入できるものもありますが、睡眠時無呼吸症候群の方は専門家に相談し専用のマウスピースをつくるようにしましょう。

口周りの筋肉を鍛える

鼻呼吸を促すためには、口輪筋などといった口周りの筋肉を鍛えることも有用です。口の周りの筋肉が発達することで口を閉じる筋力が備わり、無意識に口を開けて口呼吸をしてしまう心配がなくなります。

口の周りの筋肉を鍛える方法として、「あいうべ体操」がオススメです。簡単にできる体操なので、隙間時間などを使って試してみてくださいね。

あいうべ体操
  1. 「あー」と発音するように口を大きく開ける
  2. 「いー」と発音するように口をぐいっと横に広げる
  3. 「うー」と発音するように口を強くとがらせる
  4. 「べー」と舌を下方向にしっかり出して伸ばす

歯科医院でトレーニング方法を教えてもらうことも可能です。自己流で取り組んでみることも良いですが、専門家のアドバイスを受けて行なうほうが改善の近道になることもあります。やってみたけれど上手くいかない、あまり効果を感じない、どれが良い方法か分からないときには早めに相談してみましょう。

病院に相談する

口呼吸は、鼻炎などの鼻づまりや歯並びが影響していることもあります。鼻づまりが口呼吸の原因となっている場合は耳鼻科、歯並びの悪さが原因となっている場合には歯科医院に相談することも大切です。

また自分では口呼吸の原因が分からないといった場合は、まず病院に相談すると良いでしょう。「鼻のとおりが悪い」「口の中が乾燥していることがある」「顔の形が変わってきた気がする」など、自覚症状があれば診察時に伝えると原因を突き止めやすいですよ。

デメリットの多い口呼吸はサヨナラ! 鼻呼吸へ改善して快適な毎日へ

本来の呼吸である鼻呼吸には、空気に含まれるウイルスやごみを除去したり口内トラブルを防止したりなど、メリットが多くあります。

もし口呼吸をしている傾向があれば、紹介した対策を参考にして改善に取り組んでください。口呼吸になってしまっていると諦めず、鼻呼吸に切り替えて快適な毎日を送りましょう。

Supervisor監修者

株式会社オーラルケア 歯科衛生士


株式会社オーラルケア 歯科衛生士

スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。

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