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予防を知り、その大切さを“伝えられる子どもたち”を育む(後編)

予防を知り、その大切さを“伝えられる子どもたち”を育む(後編)

前編ではMiracle Labo(以下、ミラクルラボ)が掲げるPBLメソッドを活用し、子どものうちに歯の大切さを学んで、関心を高める取り組みについてお伝えしました。それを踏まえて後編では、歯に興味を持った子どもたちがどんなアクションを取っていったのか。積極的に活動する様子をご紹介します。

更新日: 2024.02.20 活動レポート
前編はこちら

調査がきっかけで、ワンタフトブラシ普及の気持ちが高まる

歯の大切さについて考えたり、自分の口の中に細菌がいるとわかったり。歯や口に関するインプットが増えたことで、子どもたちからさまざまな疑問が出てくるようになりました。

・歯ブラシで磨いても、なんで汚れがキレイに落ちないの?
・ワンタフトブラシ(プチソフト)はどうして先がとがっているの?
・なぜワンタフトブラシ(プチソフト)はしなるの?

こうした子どもたちの「なんでだろう?」を探求して理解を深めていくため、

・歯科衛生士
・薬局・ドラッグストアの人
・周りの友達や家族

といったさまざまな人にヒアリングやアンケートを取ることに。

結果わかったのは、ワンタフトブラシがあまり知られていない・使われていないという事実。これをきっかけに、「ワンタフトブラシは歯を守る大事なアイテムだから、より多くの人に知って使ってもらいたい!」という気持ちが子どもたちの中で高まりました。では、どんなアウトプットをするとよいか。それを次のステップで考え、実践することになったのです。

アウトプットが子どもの成長につながる

ワンタフトブラシを知らない人たちにその良さを知ってもらうには、どんな形が最適なのか。考え話し合った結果、ポスターでたくさんの人に伝えよう! ということに決まりました。さまざまな情報を掲載でき、多くの人に見てもらえるツールとして効果的だと考えたのです。

伝えたい・知ってもらいたい相手は書き手によって異なります。誰に、どんな内容で、どういったイラストを入れながら伝えようか。子どもたち一人ひとりが自主的に考えながら、ポスターづくりを進めていきました。

ポスター作りをしている様子

ポスターを描きながら、「こういう情報もあったほうがいいね」「みんな、こんなことを知りたいかも」といった活発な意見交換も。イラストを入れてみたり、文字の大きさを変えてみたり。子どもたちのアイデアが広がっていきます。

できあがったポスターは、3人の子どもがミラクルラボに通うメンバーの前で発表。聞いた子どもたちからも「おもしろかった」「ワンタフトブラシを使ってみたい」という感想が寄せられ、伝えたい! から始まったアウトプットは大成功しました!

考えて、作って、発表する。この一連の流れを通じて子どもたちの中に責任と自信が芽生え、驚いたことに「もっとワンタフトブラシについて取り組みたい!」という声が自発的に上がるまでになったのです。

そこでポスター発表を行なった3名を「ワンタフトブラシ普及リーダー」に任命。その表情は、プログラムが始まった頃には想像できないほどの自信に満ちていました。この頼もしい変化には、子どもたちをサポートしていたミラクルラボのスタッフも驚くほど。最終回では「オーラルケアで困っていることがあったら、何でも解決するから相談してね」と発言が出るくらい、成長した姿を見ることができました。

ワークショップ終了後も活動は続く

全11回のワークショップ終了後も、ワンタフトブラシ普及リーダーたちを中心に動きが活発化します。具体的には「小金井プロジェクト」と命名された活動の発足。

たとえば、「学校の友達に向けて、ワンタフトブラシの良さを伝えたい」と小学校に交渉して発表の場を設けてもらったり。ミラクルラボで行なわれた夏祭りでは子どもたちが中心となって、来場者に歯の大切さを知ってもらうためのクイズ大会を企画したり。

ワンタフトブラシを普及する発表会をしている様子

学んだことを人に話す・伝える

理解してもらえる

自信につながる

もっと話したい・広く伝えたいという意欲が生まれる

ミラクルラボでの活動を通じてこのサイクルがうまく回り、子どもたちの予防に対する関心が高まった手ごたえが感じられました。

学び方によって、小さな子どもでも自分で考え、自分の手で健康をつくることができる。それがわかったのは、私たち株式会社オーラルケアにとっても大きな収穫です。ここで得たエッセンスを今後の教育・啓発活動に活かし、新しい子どもの予防を確立したいと考えています。

同時に、引き続きミラクルラボと協力しながら子どもたちとの活動も一層深めていく予定です。これからの取り組みにもどうぞご期待ください!

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