④むし歯や歯周病は当たり前?
歯に穴があいてしまうむし歯。歯ぐきが腫れてしまう歯周病。これらは細菌がつくるプラーク(細菌のかたまり)によって引き起こされることが、「知っておきたい! プラーク(細菌のかたまり)の増え方とできる場所」の記事でわかりました。
では、そんなむし歯や歯周病に打ち勝つにはどうしたらいいか。それをお伝えする前に、まず知っておきたい大切な考え方を紹介します。
むし歯や歯周病は、誰もがなると思われていたけれど……
少し前まで、むし歯と歯周病はとても身近なものでした。子どものころからくり返し歯医者さんに通い、歯や歯ぐきの治療をしてきたという人がたくさんいます。「誰もがなる病気だから仕方ない……」なんて思われていたほどです。
でも、本当は違います。
むし歯も歯周病も本来、稀な疾患なのです!
むし歯や歯周病は細菌に感染し、それによってできたプラーク(細菌のかたまり)を放置することで引き起こされます。逆にいうと、プラーク(細菌のかたまり)を毎日きちんと落とせれば、発症を防げるのです。
近年では、「歯医者さんで治療をしたことがない」という若い人たちも増えてきました。これは、むし歯や歯周病の原因や対策などが広く知られるようになってきたためかもしれません。
とはいっても、まだまだ“稀な疾患”という印象からはほど遠いむし歯と歯周病。どうしてなるのかを知って、“稀な疾患”にしていきましょう!
Supervisor監修者
株式会社オーラルケア 歯科衛生士
スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。
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