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「キレイな歯並び」の条件って? 理想の歯を手に入れる方法&美しさを保つ秘訣を紹介

「キレイな歯並び」の条件って? 理想の歯を手に入れる方法&美しさを保つ秘訣を紹介

キレイな歯並びになって、笑顔に自信を持ちたいと思ったことはありませんか? 芸能人やモデルのようなキレイな歯並びに憧れる方も多いでしょう。そもそも、どのような状態の歯並びがキレイな歯並びにあたるのでしょうか? 本記事では、キレイな歯並びの条件や歯並びを整える方法などについてお伝えします。

更新日: 2024.01.09 美しい口元を目指す

キレイな歯並びの条件って?

キレイな歯並びには、いくつかの条件があります。自分の歯並びがいくつ条件を満たしているかチェックしてみましょう。

上下の前歯の中央が揃っていて顔の中心にある

キレイな歯並びの条件としてまず挙げられるのが、上下の前歯の中央が揃っていて、かつその中央が顔の中心にあることです。

前歯の中央が顔の中心からずれていると、バランスが悪く見えます。話すときや笑うときなど、前歯は歯のなかでも目に触れることが多いため、歯並びをキレイにしたいときには特に重要視したい条件です。

鏡を見てずれているようであれば、歯科医院に相談すると良いでしょう。

歯が凹凸なく並んでいる

歯が凹凸なく一列に並んでいることも、キレイな歯並びの条件です。

自分の歯や口をじっくり観察したことがない方は、鏡を持って口を開け、歯並びを上や下から見てみてください。前歯の凹凸は、真横から確認しても判断できます。直接見ながら確認するのが難しい場合には、写真を撮るのもオススメです。

上の前歯が下の前歯に被さっている

歯並びだけでなく、上の前歯と下の前歯の位置もキレイな歯並びの条件です。

バランスの良い前歯の位置は、上の前歯が下の前歯に2mm程度被さっていること。これ以上深く被さっていると、バランスが悪く見えます。

そして、上の前歯が下の前歯よりも2~3mm前に出ているのもバランスの良い位置です。上の歯が前に出過ぎていると、出っ歯に見えてしまいます。鏡で確認できるので、気になる場合は観察してみてください。

上の歯と下の歯が1対2で噛み合っている

上の歯と下の歯が少しずつずれて嚙み合っているのが、キレイな歯並びの条件です。前歯の真ん中から数えて2本目の歯から少しずつずれていると、上下の歯がしっかりと噛み合って食べものを上手に噛み切ったりすり潰したりできます。

鏡で見て上下の歯が大きくずれて噛み合っていない場合は、うまく噛み合わせることができていない可能性があります。一度、歯科医院で確認してもらいましょう。

キレイな歯並びのメリット

キレイな歯並びには、さまざまなメリットがあります。見た目だけでなく、実は健康にも影響があるのです。それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

むし歯や歯周病を防ぎやすい

キレイな歯並びのメリットは、むし歯や歯周病を防ぎやすいことです。

キレイな歯並びの場合、歯が重なり合っている部分などがなく歯みがきがしやすくなります。また、しっかりと口を閉じられるので口の乾燥による細菌の増殖を防ぐことができ、むし歯や歯周病などのトラブルを予防しやすくなります。

口臭を予防しやすい

キレイな歯並びは、口臭の予防にもつながります。歯並びがキレイだと口呼吸になりにくく口内の乾燥を防げることから、乾燥による口臭を予防できます。

口臭に心当たりがある方は、歯並びに問題がある可能性も考えられます。

発音が良くなりやすい

キレイな歯並びには、言葉を明瞭に発音できるというメリットもあります。歯並びが悪いと舌や口の動きが制限されたり、歯の隙間から息が漏れて発音がしにくく、聞き取りにくくなったりします。

発音しにくい、または発音のときに息が漏れてしまう場合は、歯並びをキレイにすると改善する可能性があります。発音に違和感がある方は歯科医院に相談してください。

顔のバランスが良くなりやすい

キレイな歯並びは、顔のバランスが良くなることにもつながります。歯並びをキレイにすると噛み合わせが正常になり、顔の筋肉のバランスが整うことから顔の印象や輪郭が変わります。

また歯並びをキレイにすることで、美しい横顔の基準とされるEライン(鼻の先とあごの先を直線で結んだライン)が整いやすくなるのも特徴です。

キレイな歯並びをつくる方法

歯並びはあごと歯の大きさが合っていない、指しゃぶりや口呼吸の習慣があるなど、さまざまな要因から乱れてしまうことがあります。歯並びをキレイにしたい方は、以下の歯列矯正を検討してみてください。

ワイヤータイプの矯正治療を行なう

歯並びをキレイにする方法としてまず挙げられるのが、ワイヤータイプの矯正治療です。ワイヤータイプの矯正治療は、歯の表または裏にブラケットと呼ばれる器具を付けてワイヤーを通し、歯並びを矯正する方法を指します。裏面に器具を付けるほうが目立たないため、人前に立つことが多い人にオススメです。

ただし、歯並びによって最適な方法は異なります。具体的な方法については歯科医院に相談してください。

ワイヤー矯正は、器具を付けるために歯みがきがしにくくなったり、粘膜が傷つきやすくなったりすることもあります。しかし、自分の歯を削らずにキレイなまま並べられるのが長所です。

マウスピースタイプの矯正治療を行なう

歯並びをキレイにする方法として、マウスピースを使う矯正治療もあります。マウスピース矯正とは、透明なマウスピースを段階に応じて付け替えていくことで歯並びをキレイにする方法です。理想の歯並びに徐々に近づけるよう、形の違う複数のマウスピースを順番に装着して矯正を行ないます。

すべての歯並びに対応しているわけではありませんが、マウスピースをはめるだけなので見た目にも影響しにくいのが特徴です。また、食事や歯みがきの際にマウスピースを取り外せるのも魅力といえます。

しかし、きちんとマウスピースを装着しないとなかなか理想の歯並びになりません。美しい歯並びを手に入れるためにも、正しい使い方をすることが大切です。

キレイな歯並びを維持する方法

歯列矯正後は、キレイな歯並びになり毎日が楽しくなります。しかし歯並びに悪い影響を及ぼした習慣が変わらなければ、元の歯並びに戻ってしまう可能性も。改めて以下のことを意識して生活しましょう。

口呼吸ではなく鼻呼吸をする

キレイな歯並びを維持するためには、口呼吸ではなく鼻呼吸をすることが大切です。口を閉じて鼻呼吸をすることで口周りの筋肉を効果的に使い、歯並びをキレイに保ちやすくなります。

仰向けで寝る

横向きで寝た場合、床についたほうの歯が内側にずれてしまうことがあります。キレイな歯並びを維持するためには、仰向けで寝る習慣をつけるのがオススメです。

また、寝返りがしやすい寝具を選ぶのもコツ。寝具選びにも気をつかって、キレイな歯並びをキープしてください。

両側の歯でバランス良くしっかり咀嚼する

片側の歯でのみ咀嚼を続けていると口周りの筋肉のバランスが崩れ、あごがゆがんでしまうことがあります。あごのゆがみは歯並びの悪さにつながるため、両側の歯でバランス良く咀嚼することが大切です。

また、しっかり咀嚼とあごや口周りの筋肉が発達し、ゆがみの防止につながります。いつもの料理にタコやこんにゃく、ナッツなどの噛み応えがあるものを加えたり、日常にガムを取り入れたりして咀嚼を癖づけていきましょう。

舌の位置を正す

キレイな歯並びを維持するためには、舌の位置を正しくすることにも気を配る必要があります。

本来、舌の位置は上あご(前歯の根本の少し奥)に舌先がついているのが正しい状態です。舌先が下の歯にくっついており、その舌先で歯を押すような癖があると、歯並びが悪くなる可能性があります。

日常生活で舌の位置に気を配ることは、なかなか難しいかもしれません。美しい歯並びを維持するには、日頃から意識的に舌の位置を確認すると良いでしょう。

頬杖をつかない

キレイな歯並びの維持には、頬杖をつかないことも大切です。頬杖が習慣になっていると、骨格がゆがんだり歯が押されたりして歯並びの乱れにつながる可能性も。

頬杖は、考え事をしているときや疲れているときなどに行なってしまいがちです。日常的に頬杖をつかないよう意識してみてください。

キレイな歯並びで笑顔の毎日を送ろう

キレイな歯並びはむし歯や口臭の予防、美しい横顔をつくることにもつながります。理想のキレイな歯並びを手に入れることで自分に自信がつき、笑顔がもっと増えるに違いありません。

なぜ歯並びが乱れるかは、生まれつきであったり日常生活に原因があるなど人によって異なります。歯並びが気になっている方は、一度歯科医師に相談してみるのがオススメです。

Supervisor監修者

株式会社オーラルケア 歯科衛生士


株式会社オーラルケア 歯科衛生士

スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。

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