目指せ! 口の中も自信が持てる“リトルジェントルマン”
東京都千代田区にある正則学園高等学校は、1896年に設立された男子校。学力だけでなく人間力の向上も重視しています。その一環として行なわれているのが、「ジェントルマン講座」です。今回は「自分の口に自信が持てるジェントルマンに」をコンセプトに掲げ、(株)オーラルケアが実践型のワークショップを開催しました。
みんな、歯に対してどんな意識を持っている?
2023年2月に開催したワークショップは2年生、約160名が参加。当日は、自分たちが歯に対してどんな価値観を持っているのか知るところからスタートしました。
まず「今の自分の口は、100点満点中何点ですか?」という質問に対して、つけた点数を尋ねてみたところ、
45点
30点ぐらい……
と控えめな答え。歯みがきはしているけれど、隅々まで行き届いたケアはできていないと感じている生徒が多いようでした。
次に「あなたの歯1本に値段をつけるとしたら、いくらですか?」と質問。これには本当にさまざまな回答が集まりました。平均するとおおよそ5000円前後の回答が多かったようですが、中には億を超える答えも。「歯は一生モノだから」というコメントに、周りの生徒たちも大きくうなずいていました。
歯周病対策は“10代後半”が大事!
今回、正則学園のみなさんに向けて取り上げたテーマは“歯周病”です。高校生に向けて歯周病の話? と思った方もいるかもしれません。実は歯周病の原因となる菌が定着するリスクは、15~18歳頃に最も高まるといわれています。だからこそ高校生に歯周病とはどんな病気なのか、そしてどうすれば防げるのかを学んでほしかったのです。
そこで歯周病がどれだけ身近な病気なのかを知ってもらおうと、こんなクイズを出してみました。
Q.日本では15歳から19歳の○人に1人が歯周病といわれています。丸に入る数字を、次の3択から選んでください。
① 3人 ② 30人 ③ 300人
生徒たちの回答は②に集まりましたが、正解は「① 3人」。この結果を見て、みんな他人ごとではないと感じたようです。
実践タイムは驚きと発見の連続
歯周病は全身の健康にも関係があるとスライドで学んだのち、いよいよセルフケアの実践!
口の形や歯の並び方はそれぞれ違い、歯周病の原因となる細菌がいる場所も一人ひとり異なります。では、自分の口はどこに細菌がたまりやすいのか。チェックするために取り組んでもらったのが染め出しです。
思いのほか染まった歯を見て、
やばい……
超ショック
というささやきが会場のあちこちから聞こえてきました。
細菌がいる場所がわかったら、歯周病を引き起こす一番の原因ともいえる“歯ぐきの中に潜む細菌”をかき出すステップへ。ここで学んだのはデンタルフロスの使い方です。どのくらいの長さを使えばいいのか、フロスを巻く指と手の形、歯と歯の間への通し方など、みなさん一つひとつの手順について熱心に聞き入りながらチャレンジ。初めてフロスに挑戦するという生徒が多かったのですが、みんな数分でコツをつかんでフロスを通せるようになりました。
さらにワンタフトブラシを使って、磨き残しやすい歯と歯の間を磨くことにもトライ。歯と歯の間や歯ぐきの境目に毛先を当てて、クルクルと円を描くように動かしていくと、細かなところの汚れがカンタンに落ちていきます。その様子を見て、「おっ、キレイになった!」と感動の声を上げる生徒もいました。
最後は3列ブラシで全体をサッと磨いて、みんなピカピカの歯に!
終了後のアンケートには、こんな回答が寄せられました。
今日はお昼ご飯の後だったので、ちゃんと歯みがきした後にもう一度やってみたいです。今度、朝イチでやってください!
とてもキレイな歯になって、自信がついた
自分の磨き残しがどこにあるのか、目に見えてわかったので参考になりました
歯周病になりたくないので、ケアをがんばります!
この日学んだことをきっかけに、「健康な歯を守る」という意識を高めてもらえたようです。ぜひこれからも今回お伝えしたケアを続けて、ジェントルマンな口をキープしてくださいね!
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