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赤ちゃんのおしゃぶりはいつまで使って良い? 卒業のタイミングを解説!

赤ちゃんのおしゃぶりはいつまで使って良い? 卒業のタイミングを解説!

赤ちゃんのぐずりを止めたり、安心感を与えてくれるおしゃぶり。しかしいつまで使い続けていいのか、やめどきに悩む方も少なくありません。そこでこの記事ではおしゃぶりをいつまで使ってよいか、その目安とポイントを紹介します。

2024.06.11 口のお悩み解決事典

Supervisor監修者

株式会社オーラルケア 歯科衛生士


株式会社オーラルケア 歯科衛生士

スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。

おしゃぶりはいつまでに卒業すれば良い?

赤ちゃんに握られているおしゃぶり

おしゃぶりをいつまで与えて良いか迷っている。そんな方に向けて、今回はおしゃぶりを使っても大丈夫な時期と卒業を目指す年齢の目安をお伝えします。

赤ちゃんの時期は使用していても大丈夫

おしゃぶりは、赤ちゃんの時期に使用する分には特に問題ありません。赤ちゃんの口内は「吸う」動作に特化した構造となっているからです。

赤ちゃんにおしゃぶりを与えると、寝つきが良くなったり機嫌良く過ごしてくれたり。育児をしやすくなるメリットがあります。しかしおしゃぶりを長時間与えてしまうと、卒業が難しくなるなどのデメリットもあるので注意しましょう。

おしゃぶりを赤ちゃんに与える場合は、長時間吸い続けることがないよう加減して使用することが大切です。

1歳を過ぎたら別の方法を少しずつ取り入れていく

1歳を過ぎたら、おしゃぶり卒業へ向けておしゃぶりとの付き合い方を見直すのがオススメです。言葉が出てくる時期なので、会話の機会を増やしておしゃぶりから口を離すように誘導すると良いでしょう。

1歳半〜2歳頃になると、子どもは自我が芽生えてイヤイヤ期に入ります。イヤイヤ期の時期におしゃぶりを急にやめさせようとすると子どもも大人も疲弊してしまうので、1歳頃から徐々に卒業へ向けたアプローチを始めることが大切です。

2歳頃までに卒業を目指すのが良い

おしゃぶりは、2歳頃までに卒業を目指すのが一般的。1歳半から2歳頃になると乳歯の奥歯が生えそろい、口が「吸う」よりも「噛む」ことに向いた構造に変化するからです。

乳歯が生えそろった2歳頃を過ぎてもおしゃぶりを使い続けると、歯並びや噛み合わせへの影響が懸念されます。日本小児歯科学会でも「2歳頃にはおしゃぶりを卒業するのが良い」との見解が示されているので、子どもの月齢にあわせておしゃぶりの使い方を変化させ、徐々に卒業できると良いですね。

おしゃぶりは1歳頃から準備を始めて、2歳頃までに卒業を目指そう

笑顔の1歳児

おしゃぶりは使い方を誤ると、歯並びに影響が出るというデメリットもあります。適切な時期を迎えたら、子どもの関心をおしゃぶりからそらすなどして少しずつ卒業を目指しましょう!

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