③歯みがきで意識したいのは“リスクが高い場所”
「知っておきたい! プラーク(細菌のかたまり)の増え方とできる場所」では、キレイな口の中をキープすることが大事だとわかり、注意しなければいけない場所も明らかになりました。今回はさらに一歩踏み込んで、歯みがきをするときに意識したいポイントをお伝えします。
自分の“苦手な場所(=磨き残しやすい場所)”を知る
プラーク(細菌のかたまり)は歯と歯の間や重なっている部分、歯ぐきとの境目など歯ブラシが届きにくいところにできてしまいます。
しかも、歯並びや歯の形は一人ひとり違いますよね。だからこそ、自分の口の中で特にプラーク(細菌のかたまり)ができやすいところ=むし歯や歯周病のリスクが高い場所を知ることが重要です。
逆にいうと、プラーク(細菌のかたまり)ができやすい場所の細菌をしっかり取り除いていれば、むし歯や歯周病のリスクを大きく下げられます。自分の口の中で注意すべき場所を知ることは、健康への第一歩なのです。
ちなみに予防歯科先進国スウェーデンでは、誰もが自分自身の口の中でどこをケアしたらいいかきちんと把握しているそうですよ。
リスクが高い場所を見つけるセルフチェック
では、リスクが高い場所はどうやって見つけたらいいでしょう。プラーク(細菌のかたまり)は歯と同じ色をしているので、目で見ただけではどこにどれだけ付いているかわかりません。そこでオススメするのが、プラーク(細菌のかたまり)が赤く染まる「染め出し」です。
染色液はドラッグストアなどでも購入できます。ぜひ、どこに残っているのかセルフチェックしてみてください。意外なところに磨き残しがあってびっくりするかもしれませんよ。
自分はどこを磨き残しやすいのか。それがしっかり確認できたら、その部分にアプローチできるようなケアに取り組んでみましょう。歯ブラシを使い分けてみたり、リスクが高い場所を先に磨いてみたり。自分に合ったケア方法を見つけてくださいね!
Supervisor監修者
株式会社オーラルケア 歯科衛生士
スウェーデンで確立された、予防歯科の考え方と実践方法を熟知している“予防のエキスパート”。エビデンスに基づいた歯を守る方法とその重要性について、幅広く情報発信を行なっています。歯科医療従事者、企業・団体、一般生活者に向けて、セミナーや教育活動を展開中です。
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